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No.261 「原子力明るい未来のエネルギー」=子どもたちを利用して原発推進

2014年10月22日 13:34

9月17日に開催された第25回教育再生実行会議の席上、安部総理は次のように述べた。「私は今日、福島県の双葉郡に行ってきた。双葉郡にこの度、中高の一貫校を設立することを決めた。大学進学コース、トップアスリートコース、プロフェッショナルコースの3コースを作って、それをまさに双葉郡の未来にしたい。そこに未来を託したい…」


この一貫校は双葉郡広野町に設立される。東電福島原発事故で全住民避難となり、いまだに帰還の予定が立っていない双葉町からは約20km南にあるが、原発事故の影響をあまり受けていない町だ。なぜ、安部総理は「双葉郡」のみを言い「広野町」という町の名前を言わなかったのか。姑息さが滲み出ている。


さて、今は人影もない双葉町商店街の入り口にアーチが立っている。そこには「原子力明るい未来のエネルギー」と書かれている。26年前、小学校で「原子力」を入れ込んだ標語をつくるという宿題が出され、当時6年生だった大沼勇治さんが作った作品がこれ。優秀賞に選ばれ町長から表彰状と賞品を授与された。


最優秀賞は他の子どもが作った作品で「原子力郷土の発展豊かな未来」と「原子力夢と希望のまちづくり」の2本。しかし、なぜか大沼さんの標語が選ばれた。


大沼さんは事故当時、相馬市の民間会社に勤務し、自宅は福島第一原発から4kmのところにあった。各地を転々と避難しながら今は茨城県古河市に自宅を新たに構えた。月に1度、双葉町の自宅に一時帰宅する時、必ずこのアーチに向かって歩くそうだ。


その時、防護服を着て奥さんとともに掲げたメッセージが下の写真。大沼さんの新しい標語は「脱原発明るい未来のエネルギー」「核廃絶明るい未来のエネルギー」である。


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各種世論調査では今だに再稼働反対が過半数を超えているが、安部総理は原発再稼働にひた走る。安部総理は「双葉郡」の未来を一貫校に託す。まるで原発事故などなかったように。子どもたちを利用し、彼らの心を再び裏切るつもりなのだろうか。


(政策情報室 馬場修)