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2011年11月05日 18:48
公明党や自民党内にも慎重意見が多いTPP参加問題。しかも、新聞報道では44の知事が反対ないし慎重意見だとも言われている。
震災復興を第1に掲げ、景気回復や社会保障の再構築が喫緊の課題となっている野田政権。
東北の復興も農業の再生なくしてありえない。果たしてTPP参加は復興と矛盾しないのか。ねじれ国会を乗り切るどころか反対勢力を逆に再生産してどうするのか。
何故、TPPに突き進むのか。TPP参加が農業や関税撤廃問題に議論がさかれているが、今日の逢坂衆議のブログは、米政府の意図や日本社会のあり方に関わる問題として、この問題を広く深く考えさせられる示唆に富む問題提起である。
以下、11月5日のブログから引用
TPPに関する議論が
沸騰しています。
今朝の東京新聞によれば、
アメリカ側は「保険も交渉テーマ」と
主張しているとのことです。
やはりという感じです。
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TPPは関税だけの問題ではありません。
社会的規制の撤廃が大きな柱です。
関税撤廃による、
経済的な損得が議論の中心になっていますが。
社会的規制の撤廃による、
日本社会全体への変化については、
あまり多くが語られていません。
簡保、共済、残留農薬など食品安全基準、
電気通信、法曹、医療、教育、公共事業などでの
日本の規制につていも米政府は言及しているのです。
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私は、TPPには反対の立場です。
確かに推進される皆さんの言うとおり、
TPPに参加しなければ、
貿易上不利になる分野が、
あるのは事実だと思います。
しかし、参加によってバラ色の世界が
広がるわけではありません。
かつて、
自動車、繊維、半導体などの分野で、
日本は激しい貿易交渉を米国と行いました。
その結果、世界のトップを走っていた半導体分野は、
一気に衰退することとなったのです。
TPPに参加するということは、
こうした激しい交渉が、
単一ではなく、
あらゆる分野で始まるということです。
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TPP交渉を進めたいと思ってい皆さんは、
参加しなければ日本はジリ貧になると指摘しています。
私もそのおそれは否定できないと思っています。
しかし、参加した場合は、
激流の中で、
生き馬の目を抜くような交渉が始まるということです。
その結果、日本にバラ色の世界が広がるのか、
逆の結果になるのか分からないのが現実だと思っています。
そのことによって、
日本がどんな社会になるのかという覚悟がないままに、
参加するのは極めて危険です。
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もちろん参加しない場合の
ジリ貧に対する処方箋も書かねばなりません。
しかしこちらは、
少しの間は、激流ではありません。
したがって今回の議論を奇貨として、
ある程度落ち着いて、
処方箋の内容を深めることができるのです。
私は、こっちの道を選択すべきだと思っています。
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私は、今回、残念だと思うのは、
目先の損得が中心の議論になっていることです。
そうではなく、
日本社会の大きなあり方を明示しつつ、
議論することが重要なのです。
野田総理の雰囲気から推測すれば、
残された時間は短いのですが、
少しでも将来像の見える議論を
しなければなりません。
(政策情報室 井上昭弘)