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2011年03月14日 09:49
【投稿】
湾内を漂う漁具=浦河からの災害状況の報告
日高総支部特別執行委員 馬場 修
昨日(12日)は早朝より管内各町役場、港などを訪問して災害見舞いと被害状況の把握を行った。日高振興局で大まかな被害状況を把握した後、浦河町役場、新ひだか町三石支所、本庁舎、新冠町役場、漁協新冠支所、日高町役場、漁協支所、様似町役場、漁協支所、えりも町役場、漁協、支所などを訪問した。
港内で腹を見せている漁船。港内を漂う漁具類と浜に打ち上げられた漁船、沈んだ乗用車、様似港からあふれた津波による泥。あちこちの港湾施設も泥だらけ。えりも町では津波によって新浜地区の住居や倉庫などが被害を受けている。沖に出た船は警報発令中のため帰ってこれない。
正確な被害状況は警報解除後になるだろうとのこと。
人的被害がなかったのが何よりとの言葉が当の被害者から語られる。甚大な被害とまで行かなかったことが不幸中の幸い。とは言え、漁船、漁具など生産手段の回復がなにより急がれる。また、孵化施設なども早急な復旧が大切だ。
漁船は保険である程度補償されるが、漁具などの生産手段は天災によるものであり、しっかりとした支援制度があってしかるべきだ。原状回復という政策手段が必要だろう。本人たちの責任ではないのだから
多くの乗用車が津波に持っていかれて港に沈んでいる。
船を沖に出すために集まった乗組員、漁師たち。まさかこんなに津波が来るとは思わずに岸壁に乗用車を置いたために港に沈んでいる。若い乗組員の新車もあったという。巡視艇の乗組員の車もあったようだ。
可哀そうなのは老人ホーム職員の車。様似町の特別養護老人ホーム「ソビラ荘」。海岸脇の低いところに建っている。警報とともに入所者を非難させたが、前庭においてあった職員の自家用車は津波に巻き込まれて泥まみれ、ぶつかって破損状態。
避難のときに入所者をバスに乗せて同乗した職員の車は破損。自家用車に入所者を乗せて避難させた者は乗用車も助かった。天災担保の保険なら補償はあるだろうが、安い賃金で働いている若い職員にそれは望むべくもない。
午後2時過ぎに、徳永参議が管内入りするとの連絡。浦河で落ち合い振興局、浦河町役場、様似町役場を再度訪問する。様似では、ソビラ荘入所者の避難先までお見舞いで訪問。さすがに女性らしい心配りである。本当はえりも町まで行きたかったのだが、夜も更けていたので割愛。えりも町長が知ったら怒るだろうか。
今日、高橋知事が浦河入りするとの連絡が入る。さすがにパフォーマンスには長けている。漁民や建設業者らが浜の掃除、後片付けをするのにあわせて来るらしい。やっぱりテレビに映っていた。地元の被害は確かにあるが、東北地方の状況を見るにつけパフォーマンスのいやらしさだけが鼻につく。普通ならそんな気分にはなれないだろうに。